白馬錦編
この町で生まれた酒がある。
長野県大町市「白馬錦」蔵元 薄井商店
北アルプスの雪解け水を豊かに蓄えた水の宝庫、長野県大町市。
この町に創業110年の老舗酒蔵「白馬錦・薄井商店」がある。
これは日本地酒協同組合に加盟する蔵の熱き思いをみなさんのSNSの力を借りて世界に発信する
“酒蔵応援プロジェクト”です。
社是
「変えねばならぬ」従来の基本に加え、思い切った工夫を凝らした数量限定の特別酒を販売。
厳しい社会環境の中、若い杜氏・蔵人とともに新たな商品、販売手法等に挑戦。 「変えてはならぬ」基本に忠実で手を抜かない酒造り。
地元産米にもこだわり、長野県の酒米美山錦を中心に地元 北安曇野産を使用。
創業以来の「白馬錦」銘柄を大切に守る。
北アルプスの雪解け水を豊かに蓄えた水の宝庫、長野県大町市。
この町に創業110年(1906年創業)の老舗酒蔵「白馬錦・薄井商店」がある。
薄井商店は、創業者 薄井芳介が命名した「白馬錦」の蔵元である。
現在の代表は、四代目 薄井朋介が務める。
27歳で厳しい経営状態の蔵を継いだ。薄井の人生は、決して順風満帆ではなかった。挑戦しても上手くいかない酒造りに苦心していた。
理想の日本酒を作るため、杜氏・蔵人たちと議論を重ね試行錯誤した。約10年の月日を経て、遂に全国新酒鑑評会で金賞を受賞、世間が認める酒となった。
自然を活かした酒造りの裏には、薄井の想いが込められている。
黄金色の田園、鎮守の杜、そして優雅にそびえ立つ北アルプスの山々。
「この地の米で酒を作り、この地に恩返しをしたい。」
そんな薄井の想いとは裏腹に、現実は立ちはだかるのだった。
長野オリンピックに向けインフラが整備され、オリンピックとともに好調だった県内観光業。オリンピック後、スキーブームも下火になり、観光客は年々、減少の一途を辿っている。
今では全盛期に比べて、2割以上も減った。そして、2014年11月の長野県北部地震。
北安曇野の経済環境は厳しい。人々の心から、長野の火は忘れ去られてしまう。
昔の親父世代にとって、一升瓶は身近なものだった。沢山の人が、日本酒を楽しみ、日本酒と生きていた。しかし、時とともに日本酒離れは進み、今では酒類販売全体の7.5%にまで落ち込んでいる。
中でも、長野の日本酒は20年前より、6割以上も縮小している。
薄井の日本酒への想い、そして地元、長野への想いは、次第に拠り所をなくしていった。
しかし、私たちには知恵もあれば行動力もある。そして何よりも応援してくれる人たちがいる。薄井はあきらめずに挑戦する後姿で若者たちを導く。
六代目杜氏 松浦宏行
杜氏と蔵人の関係も理想的な形になってきた。
専務 薄井 浩介
小手先ではなくぶれない軸を持つことが非常に重要だ。
営業担当 薄井 真弓
父の力になろうと・・・・この町に帰る決心がつき、皆で頑張っている。
「生産者の顔が見える米を使いたい」という思いから、試行錯誤を繰り返しつつ、徐々に地元、北安曇野産の米にシフト。
今では地元の契約農家が作る、契約栽培米を使用し、丁寧な酒造りで、米本来の旨味を生かしている。
仕込み水は、「女清水(おんなみず)」と言われる、標高900mの里山、居谷里の湧水。
軟水に近い、柔らかな味が特徴で、地元の人に古くから親しみのある水を使用している。
地元の米でないと、作り手として酒造りのイメージが湧かない。何となく、「これ美味しいのかな・・・」では駄目ではっきりと「美味しい」と思えるような味を出していきたい。
飲み飽きしない、食事と一緒に楽しめる酒を目指している。
「雪中埋蔵」 豪雪地帯である、この地域らしさをもっと出していこうと、 従来の酒造りから工夫を凝らしたのが雪中埋蔵の始まりである。 これは厳寒の2月、しぼりたての生原酒を瓶に詰め、北アルプス麓の雪中に 埋蔵し、5月下旬に掘り起こす。
「アルプス湖洞貯蔵」 厳寒の冬に仕込んだ新酒をひと夏の間、北アルプスの懐 「高瀬渓谷、湖洞トンネル」に貯蔵する。 初秋にほどよく熟成した旨口酒へと生まれ変わる。
「何としても日本酒を残したい」そんな思いで夢を描き、いろいろと工夫を凝らしながら、
新たな日本酒文化を提案する酒づくりへの挑戦がはじまる。
「日本酒を楽しんでほしい」
「地元を、長野を盛り上げてほしい」
この2つの想いは、薄井社長をはじめとした、薄井商店・白馬錦の皆が、強く思っていることです。
是非、応援を!
あなたのわずかな行動・影響力が、大きな力となります。
かつて日本酒が、日本人のコミュニケーションツールであったように、
普段会わない友達や、遠く離れた故郷と、つながるきっかけを与えるお酒を、是非とも味わって下さい。
滑らかな口あたりのなかに、きれいで透明感のある甘みと、ほのかな果実香が共鳴しています。甘酸のバランスもよく、飲み飽きしない軽快な後味で、お料理との相性の幅も広がります。
創業110周年を迎えるにあたり、創業当時の社名である屋号を復活した記念酒です。
まさに社是「変えねばならぬ 変えてはならぬ」を体現した1本です。
新しい酒をあなたと共に造りたい。
そんな想いを込めて、お届するお酒にはアンケート用紙を同梱しております。
新しいお酒を味わい、どう感じて頂けたか、感想をお聞かせ下さい。
一緒に最高の一本に仕上げましょう。
華やかな香り、漂う気品。北アルプスの清冽な水で仕込んだ、こだわりの純米大吟醸です。
安曇野契約栽培米・美山錦を39%まで磨き、透明感の中にキレと旨みが広がります。
極限の39%まで磨いた美山錦を使用した2種類の酒を、4つの盃で味わい、変化を楽しむことが出来るセットです。
安曇野契約栽培米・美山錦を39%まで磨き、透明感の中にキレと旨みが広がります。
華やかな香り、漂う気品。北アルプスの清冽な水で仕込んだ、こだわりの純米大吟醸です。
自慢の一品、朋介に加えて、地元、長野県北安曇野群で活躍する、”昇窯”の酒器をセットでお届け。徳利1本、お猪口2つを、お好みの形(2種)で選べます。世界に一つだけのセットです。
プロフィール 陶芸家 平林昇
1963 りんご農家の次男として北安曇郡松川村に生まれる。
1985 武蔵野美術短期大学絵画科油絵専攻卒業。在学中、禅の器の巨匠、美濃の松山祐利先生に出会い師事。
1991 備前焼、山本出先生に内弟子として師事。
1996 松川村に単室穴窯を築き「昇窯」と命名し、活動中。
【白馬錦】株式会社薄井商店
〒398-0002 長野県大町市大町2512-1
TEL : 0261-22-0007FAX : 0261-23-2070
E-mail : alps@hakubanishiki.co.jp